みなさん、こんにちは。
人にとっては無駄遣い、僕にとっては宝物。
物欲にだけ正直な天邪鬼tanamaruです。
前回は、学生時代の友人が腕に着けていたROLEX エクスプローラーⅠとの出会いを書きました。
20年以上経っても、その憧れだけは消えませんでした。
でも、不思議なことに、ずっと欲しかったはずのエクスプローラーⅠを買うことはありませんでした。
その間にも、IWC、Grand Seiko、The Citizen、MINASE、NOMOS…。
ちょうど国産品大好き人間になりつつあった時期とも重なり、
いろいろな時計を楽しみながら、気付けば30本以上を収集することに。
その間、エクスプローラーⅠもエクスプローラー36に名前を変え、
サイズ展開も増え、ロレゾール仕様も登場。
値段も年々上昇し、今やとんでもないことに・・・
さらに、仕事上の転換点とも重なり、これは買うには絶好の理由♡
「買うなら今なんじゃないか?」
そう思ったことが、すべての始まりでした。
やっぱり欲しい
買う理由は多ければ多いほど正当化しやすい。
奥様からの強烈な詰問に耐えられるように、
さらに買う理由(別名:言い訳)を探していこう。
エクスプローラーのための席が空いていた
あるとき、奥様からこんな痛烈な一言が投げかけられました。

そんなに時計あって、腕は何本あるの?
相変わらず、可愛げのない一言です。
嫌味純度100%の素朴な疑問をぶつけてきやがりました。
でも、そこは素直なワタクシです。

本当に気に入っている時計だけを残そうか・・・
と、考えてしまいました。
いや、ホントに素直な好青年。
どんなラインナップ残すか・・・
白文字盤。
カラーダイヤル。
黒文字盤。
用途ごとにも整理していこう。
仕事用の白、黒。プライベート用の白、黒。
カジュアルなカラーダイアル。
冠婚葬祭、昼のセレモニー、夜のセレモニー。
ふむ。
全部使い分けられるな。笑
ん?
そのとき、わずかな違和感が。
「あれ?ちょっと待てよ!」
「小径で、黒くて、どんな服装にも合わせやすい時計がないじゃないか!」
その瞬間ですよ。
頭の中に浮かんだのは、学生時代にヤツが腕に巻いていた一本。
エクスプローラー。
「これって、エクスプローラーのための席じゃん。」
そう思ってしまったら最後。
20年以上静かだった物欲メーターが、一気に振り切れ始めました。
もう、こうです。

さらに言い訳を探す
値上がりって、不思議なもので。
欲しい物ほど、
「また今度でいいや。」
が危険なんです。
この油断で、どんどん遠くへ行ってしまいます。
学生時代、中古で20万円台だったエクスプローラー。
それが気付けば・・・。
「いやいや、高くなりすぎだろ!」
でも、その一方で、
「今買わなかったら、もっと高くなるんじゃないか。」
そんな焦りもありつつ、さらに、ビジネスも転換期。
物欲は「浪費」から「記念品」という大義名分をGET。
・・・いや、完全に言い訳なんですけどね。笑
ROLEXなんて誰が買うか!
さて、言い訳が出揃ったところで、さっそく行ってみるか。
もう迷う理由はありませんから、行動あるのみです。
「まぁ、見るだけ見てみっかな~」
この軽いノリで行ったことが全ての間違いでした。
Aエリアの店舗へ
人生初のロレックス正規店。
ちょうど仕事帰りだったので、都内Aエリアの正規店へ向かいました。
店内には誰もいないように見えたので、
「サクッと買って帰ろう。」
そんな甘い考えで入り口で声を掛けました。
「エクスプローラー見たいんですけど~」
すると返ってきたのは、
「現在7組様お待ちいただいております。」
「ご案内までだいたい2時間半ほどです。」
・・・
え?
思わず聞き返しそうになりました。
時計を見たいだけですよ?
夢の国のアトラクションじゃあるまいし。
見れもしないのか?
そういう世界なのか?
その日は大人しく
「今日はやめときます。また来ます。」
と、店をあとにしました。
Bエリアの店舗へ
そうか、Aエリアは都内でも有数のターミナルステーションエリア。
人が多過ぎたんだな。
じゃ、自宅に近いビッグステーションのBエリア。
そっちの正規店なら空いてんだろ。
そう思って、さっそく移動。
案の定、その店舗が入っているデパートはガラガラ。
休日は混雑するものの、平日のデパートは空いています。
Aエリアのデパートとは人の数が違います。
これは空いてる。チャンス!
はやる気持ちを抑えつつ、小走りで向かいます。
そして、受付の方に声をかけます。
「エクスプローラー見せてほしいんですけど~」
すると、受付で返ってきた言葉は・・・
「現在12組様お待ちいただいております。」
「本日中にご案内できるか、お約束できません。」
・・・。
いやいや。
Aエリアが特別だった訳じゃないのか?
どこもこんな感じなの?
このとき初めて知りました。
ROLEXって、時計を選ぶ前に「店に入る権利」を得なければならない世界なんだと。
もうね。
完全に冷めました。
「誰が買うか。」
「こんな売り方する時計なんて、こっちから願い下げだ。」
欲しかったはずのエクスプローラー36ですが、
この日で一気に物欲メーターが急降下。

「ROLEXなんて、もう要らんわ!ふざけんな!」
そう思って帰りました。

相変わらず、熱しやすく冷めやすいワタクシです。
こんな感じで20年の片想いから覚めてしまいました。
やっぱり気になる
要らん!と思ったROLEXですが、
数日もすると、また気になり始めるんですよね。
相変わらず、物欲にだけは素直なワタクシです。
ROLEXには「ふざけんな!」と思う一方、
エクスプローラーだけは「要らん!」とは、ならなかったんです。
素直なワタクシなんです。
欲望には忠実にならなくてはいけません。笑
そう、僕が憧れたのはエクスプローラーであって、ROLEXではないんです。
もう一度だけ行ってみるか
「もう要らん。」
そう思ったはずなんです。
でも、数日経って冷静になると、ふと思いました。
「もしかして、たまたま運が悪かっただけなんじゃないか?」
初めて行った店舗は、たまたま混んでいただけ。
二店舗目も、たまたまタイミングが悪かっただけ。
そう考え始めると、また行きたくなってくるんですよね。
・・・。
はい。病気です。
難病です。
こじらせてます。
物欲忠実病。
えぇ。合併症も患ってます。
万年金欠病。指定難病です。
ということで、一回だけ。
もう一回だけ行ってみるか?
そう思って調べ始めたとき、初めて
「ロレックスマラソン」なるものを知りました。
どうやら、正規店へ何度も通いながら、入荷のタイミングを待つことを、そう呼ぶらしいんです。
なるほど。
そういう世界なのね。
・・・。
じゃあ、一回だけ。
もう一回だけ行ってみるか。
ロレックスマラソン?
前情報なく正規店に向かっても、
先日よろしく、またイラついて帰るだけになりそうな気がします。
それではダメです。
一人の分別ある大人として、
いい年こいたオッサンとして、
物欲にまみれる人間として、
そのスタンスは良くありません。
必殺技を繰り出しましょう。
メッチャ調べる。
これは例えるなら、
ウルトラマンの「スペシウム光線」、
仮面ライダーの「ライダーキック」、
孫悟空の「かめはめ波」、
物語を終焉に誘います。
そして発覚!
マラソン、舐めたらアカンやつでした。
調べたところ、
希望モデルが出てこないときもある。
何カ月いや、何年も通う人もいる。
一方で、
来店1回目で希望モデルが買えた。
という猛者もいる。
様々な方が裏事情を考察して、
買うための攻略法、買えない人の法則性を並べていました。
困ったのは、人によって言っていることが真逆なこと。
スーツで行ったほうが良い、普段着の方が良い。
平日が良い、土日祝が良い。
朝が良い、閉店間際が良い。
どっちやねん!
僕が出した結論と、取った行動は・・・
行けるときにそのまま行きゃいいじゃん!
これです。
そして、後から分かったことですが、
入店の順番待ちは商談の順番待ちではなく、
在庫確認してもらう権利の順番待ち
という表現が正しいかと思いました。
こんな世知辛いロレックスマラソンにチャレンジしてみようと決意しました。
まぁ、ルールさえ知ってしまえば、
心の準備というか、対策も打てますから
何とかなるでしょう。

よくやるわよ。

よく言われるわよ。笑
まとめ
ROLEXなんて誰が買うか!
そう思って帰ったはずなのに、数日後にはまた気になっていました。
我ながら、物欲には正直すぎます。笑
でも、憧れていたのはROLEXというブランドではありません。
学生時代、ヤツの腕に巻かれていたエクスプローラーです。
だからこそ、もう一度だけチャレンジしてみることにしました。
調べれば調べるほど、ロレックスマラソンは簡単な世界ではありません。
でも、ルールを知った以上、あとは行動あるのみ。
次回、いよいよロレックスマラソン開幕です。

次回は「実際にマラソンしてみた話」
・・・いやしかし、憧れって奥が深いですね~。

